歌写 "kasha" ~奏でる写真~

音だけで勝負したい

先日、ギター&パーカッション&タップという異色ユニット、 Conguero Tres Hoofersのライブに行ってきました。今代司酒造の酒蔵でのライブということで、これはぜひ撮りたい!とお願いしたところ、ステージサイドから撮らせていただけることに。会場の雰囲気や明るさを掴んでおきたいのでリハから入らせていただきました。

ところが会場が暗い。あたりまえです酒蔵ですから。持ってきたメインの5Dはバッグから出す気にもならず、高感度に強いパナのGM1で勝負します。まぁ、彼らのサウンドを事前に聴いて予習していた段階でシャッター音の目立つ5Dの出番は少ないだろうとは思っていましたが。

3人組、パーカッションとタップにはスポットが当たっていますが、ギターのところは真っ暗。あまりに差が激しいのでメンバーに聞いたところ「ギタリストは音だけで勝負したいというのでスポットは当てないんです、「静」ですね。「動」はパーカッションとタップが担当します」、、、なほるど。確かに事前に見ておいた動画でも黙々と弾くギタリストに対し、パーカッションとタップの激しさが対照的でした。しかしギタリストの出すサウンドは、他の二人のパフォーマンスにも劣らない、力強いサウンドを奏でていました。
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ならば!、わたしはこのギタリストを撮りたい!。一音一音を丁寧に、繊細に、そして力強く奏でる。弦を弾く、ナイロンの弦が揺れる、音の波が空気を貫いて突き進む、、、そんな瞬間を写真で捉えたい。カメラの感度をノイズが目立たないギリギリの6400まで上げ、45mm f1.8の単焦点レンズを使い肉眼でもよく見えないギタリストの表情を捉えようとしました。オートフォーカスも満足に効かないので、わずかに光が反射する場所でオートフォーカスを合わせた後でマニュアルで修正。観客から見えないところで、自らの出す音だけに集中しているギタリストの姿をなんとか捉えました。
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わたしもギター弾きのはしくれ。ギターという楽器をどうやって弾いて、どうすればどんな音が出るのか、少なくとも聴くだけの人よりは細かいところまで知ってるつもりです。そんなわたしだけが撮れる写真、ブログタイトルを「歌写」としたのは、そんな思いがあります。音楽だけでなく、他のジャンルでも表現者として被写体の思いや伝えたいことや雰囲気、空気感、、、そんなことが伝わってくるような写真が撮れるようになりたいです。

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by panda-dan | 2014-04-27 23:07 | Comments(2)
Commented by sho-m1228 at 2014-04-30 10:51
まいど!
ぱんだたんの写真には、ぱんだたんの世界があるよなぁ。
自分とは全く違う写真を撮るので、いつもすごいなと思ってしまいます。
個展もやっちゃうし(見にいけなくてごめんね)
自分も今年は個展やってみたいなぁ。
Commented by at 2014-05-01 21:16 x
人とチガウことをしたいと思いつつも、何かやるときにアタマの引き出
しから出てくるのは、どっかで誰かがやったことの真似事。それがイ
ヤだったんだけど、それらを自由に引き出せる幅の広さも個性だと
考えたらだいぶ気が楽になった。まー、そんなとこですよ。

個展はいろいろ勉強になったよ。チャンスがあればぜひ!