歌写 "kasha" ~奏でる写真~

ONE SHOT

一度しかシャッターが押せないとしたら、どう撮りますか?。


先日、万代ジャズフェスティバルというイベントがあり、お友達が出演するというので見に行きました。大御所ミュージシャンがプロデュースし、東京からやってくる実力派バンドと肩を並べてこのステージに立てるというのは、スゴイことなのです。彼らもこのフェスに出演するのが夢だったということで、せっかくだから写真撮ってあげなきゃと、フル装備で出かけたのでした。

熱心な地元ジャズファンが整理券配布から行列を作り、あいにくの天気にもかかわらず開場時刻になると会場を埋め尽くす。確かにこれだけのオーディエンスを前にして演奏するのはさぞかしキモチ良いでしょう。プレッシャーもあるだろうけど、そんなのハネ飛ばす彼らの表情を捉えたい。

が、このイベントは撮影禁止。そういへばばそんな気がしないでもなかったけど、あらためてMCから注意事項でそう言われちゃうと、堂々と撮るわけには行かない。お友達のバンドは肖像権がどうたら言われるようなメンバーではないにせよ、いつも撮らせてもらっているにせよ、ダメと言われていることをやるのはやはり気が引ける。

小さなミラーレスならば、こっそり撮ることもできるだろうけど、フルサイズ一眼に大砲みたいな望遠レンズという、どこから見てもカメラ小僧仕様はかえってアダになりました。撮るならば、カメラバッグからサッと出してパッと撮るしかない。仕方ない、それでいこう。運よく席は最前列のセンター近くを確保できました。この位置ならピアニストは目の前だし、ヴォーカルは確か左手でマイクを持つハズだから右サイドから狙える。。。

演奏が始まったら、どこでどう撮るかアタマの中でシミュレーションする。最初の2曲はまだ調子も出てこないだろうから、その間で全ての準備をする。3曲目、オーディエンスもノッてきた。そろそろ良い感じじゃないか、、、やるか!。バッグの中で手探りで設定して、とにかく失敗だけはしないように。後で修正できることは後でやれるよう、最もリスクが少ない方法を選ぶ。

撮った。

ピアノとヴォーカルのユニットなので、それぞれ一枚だけ撮って、すぐにカメラはバッグに突っ込んだ。ちゃんと撮れているか心配だったけど、ステージが終わるまでプレビューは見なかった。バッグからカメラを出すわけにもいかなかったし、どうせ一枚ずつしか撮れないなら、後は演奏を楽しもうと思ったから。

でも、やっぱり気になっていたので彼らのステージが終わったらすぐプレビューを見ました、、、よかった、とりあへず撮れてる。致命的なミスはなさそうだから、後は家に帰ってからにしよう。でも結局なにも修正しませんでした。だって一枚ずつしか撮ってないのだから、それ以上でもそれ以下でもなかったのです。

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彼らのユニット名は「ONE SHOT ONE KILLING」。その名の通り、一撃必殺のライブフォトでした。
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by panda-dan | 2014-08-19 00:10 | Comments(0)